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やんばるの少年兵「護郷隊」~すべては「国体護持」のために

名護市教育委員会市史編さん係・川満彰さんのお話をはじめて伺った。会場は満席。延々と積み重ねてきた聞き取り調査の蓄積は、「陸軍中野学校と沖縄戦」(2018年5月、吉川弘文館刊)に詳しく記述されている。

ご本人が語る幾十人、幾百人からの詳細な聞き取りに至る、自前の行動や内容にまず圧倒された。穏やかに川満さんが語る、惨劇の恩納村も恩納岳もが目に浮かぶ。いつ訪れても、今はあんなにも青い海と緑の森、、、。そしてしみじみと考えたのは、「仕事」が持つ力強さ。このことだった。

小雨のなか帰路を急ぎながら、かなり昔市役所の小さな部屋で、懸命に作業をしていた職員を、思い出した昨夜だった。軍都はおろか、近世から現代に至る「入間市史」もそのような仕事によって成し遂げられたからである。

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