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萩咲く飯能の原市場で「レンジャー隊員30人の教育訓練事前視察」行われる

もう白い萩の花が咲いている街道筋。飯能の街から名栗方面に、川沿いを真っ直ぐ西に向かうと原市場だ。更に進み訓練領域の、「妻沢の奥」は何れか、ぐるりと両側の山々に眼を凝らす。霧雨模様の朝だった昨日。

道に沿って、カラフルなメッセージボードが何枚も並んでいた。「戦争訓練やめて」「NO軍隊・YES災害救助」素朴な気持ちを伝える、手書きの言葉を翳して、10余人。地域紙の記者さんも取材に。

名栗などの山々を利用しての、レンジャー訓練等は、5、6年前から行われていたようだが、今回は原市場地区に、「お知らせの回覧」が廻ったものだから、「えっ、事前視察とはいえ30人と車3台も!戦闘服着て!」と緊張が走っていた。実際に戦闘靴でカツカツと、街道から山奥に分け入って行くさまは、非日常の光景だ。

本番の訓練は1カ月後だそう。自衛隊の演習場は北海道から静岡など各地に(埼玉では朝霞基地内)あるが、市民の生活圏で実施するとなると、論議を呼ぶ。すでに日米合同の訓練体制にあるし、「専守防衛」を超えたとんでもない時代。

かって」国連で、子どもの権利条約論議がされた折り、15歳以下の子どもには、武器に触れさせない、としたのではなかったか?ニッポン国もこの条約を批准し、それをうけて多くの自治体は条例を制定した。そして条文には「こどもは平和な社会で育つ権利がある」と周到に記されたはず。

積み重ねた貴重な営みを踏みにじって、軍拡路線を突っ走り続けるこの国。そして海外では多くの子どもたちが「戦争」によって、殺され続けている。それを何とする!との思いを胸に、メッセージボードを手作りした人々との、出会いでした。

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