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オスプレイ飛来で入間市長に要請、埼玉県知事と北関東防衛局にも

夜明け前のまだ暗い空に、灯りを点けてふわりふわり。時計を見ると6時12分。場所は加治丘陵の南東の彼方、遥か上空。訓練中のオスプレイなのであった。場所も時間もお構いなしの訓練は、この日ばかりではない。

目視情報の多さに、平和の声・行動ネットワーク入間は、もう黙っておれずに「要請書」の提出をした。日米地位協定の見直しを全国知事会は7月に出したけれど、その後どうなっているのか?

米軍普天間飛行場の移設先、名護市辺野古の海に、強引に土砂投入して恥じない政府だが、いったいこの国の空は誰のもの?既に訓練・演習を米軍と一体になって行っている、自衛隊、、、。いま怒らずに何時憤るのか!

要請書の内容は、前文と3要請事項。


2018年12月17日

入間市長  田中龍夫 様
要請書

2018年も残り僅かになりましたが、平和で安全な暮らしを求める市民生活上、やむに已まれぬ思いから緊急要請いたします。既に入間市内および埼玉県内における、オスプレイCV22の飛来状況については、ご承知のことと思います。

横田基地に5機が正式配備されるひと月ほど前から、入間市上空を朝から夜更けまで時間や天候には無関係に、縦横に訓練飛行を展開しており、その状況は肉眼で目視できる有様です。時には低空でしかも夜間に、住宅地と河川隣接地で訓練を続け、エンジン音等の振動に驚いている実態があります。

オスプレイは、夜間に超低空飛行をするため、地形追随・障害物回避レーダーを搭載して、敵地に潜入、偵察や破壊活動をし、要人の殺害・拉致、爆撃と空挺作戦の誘導を行うことを目的にしています。そのため訓練に伴う事故数が夥しく、危険極まりない代物であると言われてきました。

公開されている2017会計年度の米国資料によると、米国が世界で運用している航空機・ヘリコプターの事故率は、この5年で倍増しています。10万飛行時間当たりでみるオスプレイの事故は突出しています。しかも横田基地に配備された5機のうち1機は、沖縄の嘉手納基地に向かう途中エンジントラブルを起こし、奄美空港に緊急着陸し、部品を取り寄せ離陸するまで1カ月を要した、そういう機です。

最終的には横田基地へのオスプレイ配備は10機、要員は450人となっており、事態は今後さらに悪化すると考えられるところから、実効性のある緊急な対応を求めるものです。

要請事項

1.入間市の住宅地・学校・幼稚園・保育園・病院ならびに畑作地、森林・河川等上空でのオスプレイ飛行訓練をただちに中止すること。

2.公表されている群馬県・青森県等の訓練地までの往復に際しては、入間市および埼玉県空域での旋回飛行は絶対に行わないこと。

3.上記の要請項目を、直ちに関係機関に責任をもって申し入れ、市民・県民生活の安全に努めること。

要請書提出団体  平和の声・行動ネットワーク入間

共同代表:石毛拓郎 山下修子


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